さて、とアリスが言う。 「貴方・・・いえ、貴方達の願いは私が叶える。そのかわりその願いに見合った代償を貰うわ」 「代償・・・?」 不思議そうに唯香が復唱する。 「モノを買ったらお金を払う。それと一緒よ。ただそれがお金じゃないだけ」 「・・・何を貰うんですか?」 「さあ・・・?願いによるわね」 それでも?とアリスが問えば、二人は頷く。 「契約成立」 ニッと怪しげに笑ったアリスは、どこか楽しげだった。