「・・・失礼ですが、〝ミューベル〟とはあの世界的に有名な財団の・・・」 「・・・父の仕事についてはあまり存じてはおりませんが、皆様方から見たらそのようなものです」 悲しげに微笑みながら言ったアリス。 「あまり仲がよろしくないのですか?」 飯田が聞くと、曖昧にアリスは返事をした。 「・・・それで、貴方方は私にどのような用事が?」 微笑んではいるが、目が笑っていない。