「先生、どうしたの?」
「あのさ…ちょっと、脱いで?」
「……はっ!?何言ってんの?」
沙帆は、顔を真っ赤にしておこっている。
「あーごめん、言い方悪かったな。腹…見せて?」
「お…なか?」
いきなり、沙帆の表情が曇った。
「…太っちゃってて!見せたくないよ〜」
「じゃあいーよ。勝手に見るから。」
俺は、沙帆の服をまくりあげた。
「せんせっ…やめて!!」
「……っ!」
予想以上に、ひどかった。
数え切れないほどのあざ…
まだ新しい、爪で抉ったような傷
沙帆は、綺麗な白い肌をしているのに、腹だけは赤黒く、痛々しかった。
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