……っ、でも、一番最低なのはあたしだ。 先輩が、あたしを認めてるって言ってくれて… 先輩が、姫を認めなくて… 先輩が、『姫榎』って呼ばなくて… 『よかった』と思ってる。 『嬉しい』と思ってる。 そんな自分が、心の奥にいる…。 あたし、最低だ。 「…っ、姫っ」