続!イジワル王子とお姫様

ナツキくんは荒々しく私の手を取ると、グイッと引っぱりその場から足早に立ちさった。


振り返って茶髪の男の子を見ると、なぜかニコニコして私に手を振ってるし……。


一体、なんなのぉ? ただの、軽いひと?





「な……ナツキくんっ、痛いよ」


「……ゴメン」


校舎の一番端までやって来ると、ナツキくんはパッと私から手を離した。


ちょっとバツの悪そうな顔をしてる。


「どうしたの? あそこまで怒るコトないのに……」


「だから、ゴメンって」


「うん……。あ、どうしよう。ハンカチ、返してこなきゃ」


思わず、片手に握ったままのハンカチを見つめると、一旦穏やかになったように見えたナツキくんの顔が、また歪む。


「……は? なに言ってんの」