続!イジワル王子とお姫様

「……じゃ、適当に入るかな。そこ!」


ナツキくんはそう言うと、突然近くの教室に足を踏みいれた。


1年生の教室で、クレープカフェをやっていた。


「うわ、クレープ!」


「……好き?」


ナツキくんは私を見て、ニッと笑っている。


『好き?』って言われ、いらぬ想像を……。アハハ。


当然ニヤける私の顔。


「ま、聞くまでもナイか。どれ食う?」


ナツキくん、スルーですかっ。


いつもなら「ニヤけんなって、違うコト想像したろ?」って言う所。


守ってくれるし、からかわないし……


なんだか今日のナツキくん、ちょっと大人っぽい。


なんて、思ってしまう。