続!イジワル王子とお姫様

思わずニヤけちゃう。


だって、今までみた他のどの男の子よりも、


ナツキくんが一番カッコいい!


上は、学園祭指定の紺色Tシャツで、下はジャージなんだけど。


なんてコトない普通の格好でも、すごく素敵に見えた。


ナツキくんは来るなりお母さんに話しかけてる。


「オイ、なにやってんの?」


「フフッ。忘れモノを届けに来たの! じゃ、またね」


お母さんは大慌てで、去っていった。


「ったく、来るの遅いからどこ行ったかと思えば。……忘れモノって……」


ナツキくんはそう言うと、私の手元の紙袋を見て、固まってる。


「う……わ、ちょ、貸せっ!」