続!イジワル王子とお姫様

「でも、今日カメラだけは忘れずに持って行ったコトは進歩かな。

このカメラ、ずっと触ろうともしてなかったから」


「なのに、どうして今日は?」


「さぁ? 気が変わったんじゃない?」


そう言ってナツキくんのお母さんは、フフッと笑っていた。


気が変わった……ねぇ。


どうしたんだろ。


この写真を見て、昔のコトを思い出したのかな?


お父さんのように、カメラマンになりたかった、子供の頃のコトを。


「さて……と。私は早めに帰ろうかな。ホラ、あのコ来たわよ」


ナツキくんのお母さんに言われ、指差す方向を見ると、


なーんか不機嫌そうな顔で、


コッチへとやって来るナツキくんが見えた。