続!イジワル王子とお姫様

音楽室に戻るまで、ナツキくんは私の肩を組んでいた。


ピッタリ身体がくっつき、なんだかドキドキ。


いつもは手をつなぐのに、どうしたんだろ……今日に限って。


しかも学校内だから、ナツキくんの友達にどこかで会うかもしれないのに。


けど、くっついてたおかげなのか、だんだん心が安定してくる。


言葉はナイけど、ナツキくんに「好きだよ」って言ってもらえてるような気がしてくる。


……自己満かな。


それでも、いいや。


「なに笑ってんの?」


ナツキくん、私がちょこっとニヤけただけで、すぐ気付くんだもん。


うかつにニヤけらんないよ。


肩を抱いたまま腰をちょっと曲げ、私の顔を覗きこんでくる。