続!イジワル王子とお姫様

蝶野さんは黙って私たちのやり取りを見ていたけど、落ち着いたモノで……。


さすが大人?(杏に言わせれば、オバサンだけど)


こういう修羅場は色々潜り抜けてきたのかな。


「……で、差し入れって今のエールなワケ?」


「……えっ?」


顔には笑みが浮かんでいるけど、言ってるコトが怖いよぉ。


「そんなのわざわざここまで言いに来なくたっていいのに。もっとマシなモン持って来なさいよ」


うげっ、そうくる?


私が頑張って言った言葉も、蝶野さんによってズタズタに引き裂かれてしまう。


「え……っと」


言い返す言葉なんて私に思いつくワケもなく、思わず杏に助けを求める。