続!イジワル王子とお姫様

あとのナツキくんも怖いけど、蝶野さんがナツキくんに近付くのもイヤ。


ここは……言うコトはちゃんと言っとかないと、いけないよね。


「ナツキくん……!」


ナツキくんは、「は?」みたいな表情で私をチラッと見る。


「学園祭ライブ、頑張ってね! 当日一緒にいられないのは寂しいけど……ステージの下からナツキくんを一生懸命応援してるから」


ドキドキしたけど、一気にそう言い切ってしまった。


顔も真っ赤になったし、みんな注目してるし。


ハズかしいけど、言いたかったから、いいんだもん。


「……おー。まぁ、立ってるだけなんだけど?」


ナツキくんは鼻の頭をかきながら、なんだか照れくさそーにチラッと私を見る。


そして、中途半端に半開きだった口もとは……


だんだんと口の端だけがちょこっと上がってきていた。