続!イジワル王子とお姫様

杏~! 杏もちょっと怖いけど、今は助かるよ。


だって、私ひとりだったら、蝶野さんがナツキくんに近付いてても


……なにも言えないもん。


「ナツキく~ん、彼女が来たよ」


杏はイシシと笑いながら、私をナツキくんの前に突きだした。


周りの男の子らも、コッチを見て驚いてる。


「お~っ、噂の桃香ちゃん!? かわいーじゃん、ナツキ、やるな!!」


ナツキくん、男の子に軽くケリ入れられ、よけながら「やめろって」ってちょっとふてくされてる。


うっわ。迷惑そーなんだけど。


あとで怒られちゃいそう。『先帰ってていいつったのに、なんで来たんだよ?』って。