「うわぁ、アレっていかにもだよね。ちょっと、銃士くん止めてきてよ」
杏が銃士くんを押すけど、イヤがってる。
「蝶野さんさぁ、怖ぇーんだって。人当たりはいいんだけど、意見すると氷のような一言が飛んでくる」
「うわっ、性格悪っ。そんなオンナ、ナツキくんに近づけないでよ~」
「けどさぁ、基本的には悪いひとじゃナイし? 美人だから……ぐえっ!」
杏が銃士くんをうしろから羽交い締めに。
「美人とか、そこ関係なくない?」
「そーでしたぁ……。とにかく、オレは苦手なんだよな。できれば話しかけたくナイ」
そうなんだ。
だったら尚さら、ナツキくんだって苦手なハズ。
……あっ!
そう思ってたのに、蝶野さんに缶コーヒーを渡され、ナツキくんの口もとは、僅かに笑っているように見えた。
杏が銃士くんを押すけど、イヤがってる。
「蝶野さんさぁ、怖ぇーんだって。人当たりはいいんだけど、意見すると氷のような一言が飛んでくる」
「うわっ、性格悪っ。そんなオンナ、ナツキくんに近づけないでよ~」
「けどさぁ、基本的には悪いひとじゃナイし? 美人だから……ぐえっ!」
杏が銃士くんをうしろから羽交い締めに。
「美人とか、そこ関係なくない?」
「そーでしたぁ……。とにかく、オレは苦手なんだよな。できれば話しかけたくナイ」
そうなんだ。
だったら尚さら、ナツキくんだって苦手なハズ。
……あっ!
そう思ってたのに、蝶野さんに缶コーヒーを渡され、ナツキくんの口もとは、僅かに笑っているように見えた。


