「オレは、ギャラリーなの! 観客を想定してな? ナツキたちの演奏を観て、色々アドバイスするんだって」
「ウソばーっか。あんなオンナが出入りしてるなんて、一言も言ってなかったじゃない!」
うわぁ……、また始まった。
銃士くんと杏のケンカ。
最近の杏、かなり嫉妬深い……ってのはあるかもしれない。
私はナツキくんに嫉妬するというよりかは、不安の方が大きいかな。
例えばあの中の誰かがナツキくんを好きだったとして、ナツキくんが仲良くしてるとしたら、
責めるよりも、悲しくなっちゃうよ。
って思っていたら、生徒会の女の子のうちのひとり……ロングヘアの方のひとが、ナツキくんに近寄っていった。
あ……!
目を閉じるナツキくんの耳から、イヤホンを抜きとり、笑顔で話しかけている。
「ウソばーっか。あんなオンナが出入りしてるなんて、一言も言ってなかったじゃない!」
うわぁ……、また始まった。
銃士くんと杏のケンカ。
最近の杏、かなり嫉妬深い……ってのはあるかもしれない。
私はナツキくんに嫉妬するというよりかは、不安の方が大きいかな。
例えばあの中の誰かがナツキくんを好きだったとして、ナツキくんが仲良くしてるとしたら、
責めるよりも、悲しくなっちゃうよ。
って思っていたら、生徒会の女の子のうちのひとり……ロングヘアの方のひとが、ナツキくんに近寄っていった。
あ……!
目を閉じるナツキくんの耳から、イヤホンを抜きとり、笑顔で話しかけている。


