続!イジワル王子とお姫様

銃士くんはちょっと呆れぎみに私たちを見てる。


「さすがに生徒会長はわかるけどさ~、書記とかわかんないよ。滅多に出て来ないし。しかも会長そこにいないじゃん!」


杏がそう言うと、銃士くんは苦笑いしてる。


「会長は、当日挨拶もしてくれるらしくって、今日は先生との打ち合わせがあるみたい。あっこにいるひとら、いいひとでさ。

杏ちゃんの学校がオレらの学園祭手伝う必要ないのに、わざわざ今年から志願してくれたんだぜ?」


「へーえ。ただ、ココのイケメンが目当てなんじゃナイの? 銃士くんとか?」


そう言って、杏は銃士くんの腕をツネッてる。


「痛ぇっ! うぅっ、桃ちゃん……ヒデぇよな」


「杏、やり過ぎ……」


「だってね、最近銃士くんやたら学園祭の準備が……とかってウルサイの。

銃士くんライブ出ないし、関係ナイじゃん」


確かにそうかも。