続!イジワル王子とお姫様

「アハハ……」


「……で、する?」


「エへへ……」


「やめっか」


「えぇっ!?」


「……つーか、どっちだよ」


ナツキくん苦笑いしながら、床に起きあがって、あぐらをかく。


「えーと……だって、ナツキくん。キスしたら、その……止まらなそうだし」


「なにが?」


「あの、色んな所にキス、するよねぇ?」


ナツキくんのキス、ちょっとエッチっていうかぁ。


唇だけじゃなくって、首とか鎖骨とか……ひゃぁ、考えただけで倒れそぉ。


「んー。じゃぁ、ココにだけするから」


そう言って、自分の唇にピタピタと、ひと差し指をあてる。