続!イジワル王子とお姫様

「え? あ、ゴメン……なに?」


ヤバ。トリップしかけてた。


となりを歩くナツキくんが、私の顔をチラリと見て呆れた顔をしてる。


「……あのなぁ、なんで千葉と帰ってんの?」


「千葉? あ、さっきの男の子? なんか勝手にくっついてきた……」


「『くっついてきた』そんな表現ヒドくね?」


まだいたみたいで、うしろから千葉くんの声が聞こえた。


「だから、彼氏いるって言ったじゃないですかぁ……」


「そ~だったかも。じゃ、友達紹介して」


千葉くんは、馴れ馴れしく肩を触ってくる。


イヤだけど、ナツキくんの友達だし、あんまり冷たくできないよね。


「そーですね、じゃあ今度……」


「やった! じゃ、連絡先……」


「連絡先は……ちょっと」



断ろうとしたら、ナツキくんが千葉くんの肩をグッと押した。


「……オイ、あんま調子のんなよ? 触ってんじゃねーよ」