Night Large Snake

九条さんは私の後ろにあるソファーに座る。

「…九条さん。」

「ん？」

「あのね、九条さんのイメージすごく変わった。」

私は少し後ろを向いて、目は直視できなかった。

…凄いクールな人だと思ってた。

でも、あのへらへらした京と熱いバカップルだったなんて。

「…それで？」

九条さんに話してるはずなのに、京が言う。

それは気にせず、私は続けた。

「やっぱり人なんだなって思えた。」

完璧なのは、人じゃないと思う。