一応、レジにお金を置いて外に出た。 「海…わぁ!!」 止めるつもりだったんだけど、躓いて海の背中へ飛び込んでしまった。 海は不意に押されて、前へよろめき、相手へ頭突きした。 「…。」 「本当にすみません。ごめんなさい。」 「いや、大丈夫っス。」 私は出来るだけ丁寧に謝る。 「自業自得だろ。先に喧嘩ふっかけたのは、こいつだし。お前が来ても来なくても俺がやってた。」 「…そうかな?」 「そうだろ。」 てゆーか、この人は一体誰なんだろう? さっきから正座させらているこの人は。