私の妹と同じ名前。

そして罪悪感がこみ上げてくる。

あの時、私が海に陸の話をした時、同じ名前の姉をどう思ったんだろう。

少なくとも良い気分じゃなかったと思う。

「どうしたの?」

心配気な顔で李久さんが顔を覗き込む。

「あ…いえ、お昼ご飯の用意手伝います。」

「そんな事しなくていいの、それより今日は海の部屋で寝るので良い?」

キッチンの方から海のお母さんが声を張り上げた。

…一緒の部屋!?

返答に戸惑う。

「良いに決まってる。」

「出た、俺様。」

李久さんがため息を吐く。