あんまり人は居ない電車にわくわくする。 小学生の時に林間学校へ行くバスの中みたい。 海は本当に寝てしまったみたいで、頭が私の肩に乗る。 金髪がチョンチョンと首に当たってくすぐったい。 前に座っていたおばあさんにニッコリと微笑まれる。 恥ずかしくて思わず俯いてしまった。 「…顔真っ赤。」 囁くように言われて、寝たフリ!?と気づく。 「次降りる。」 見ると前に座っていたおばあさんは居ない。 「ほら。」 「ありがとう。」 上の棚から乗っていた荷物をおろしてくれた。