「いつもの癖。」 「うん?」 「バイク噴かす前の癖。」 そんな癖が海に! と驚いていると、人がゾロゾロと集まってきた。 「…何?」 「時間だ。」 私の手を握って、寄りかかっていた壁から離す。 左手につけられた自分の腕時計が見えて、9:30だとわかった。 集合の時間。 「楽しい宴の始まりだ。」 運動会で得意な競技を前にしたこどもみたいな。 そんな、わくわくした顔を見れた。 「うん、楽しみ。」 だから、私もそう答えられた。