…うん? 小首を傾げると、海が隣に座る。 「どうしたの?」 なんだかさっきから心ここにあらずな感じが…。 「…今日家帰るか?」 「どっちでも良いけど…溜まり場にパジャマ無いよ。」 「ホテル。」 その響きにドキリとして海を見る。 デキるかどうか、分からない。 でも、やっぱり。 そういう海の気持ちも尊重しないといけないと思うから。 「良いよ。」 私は頷いた。