植物?それとも、亜利哀みたいに名前? 「白百合ってのは、九条の次にデカい。」 京が説明してくれる。 「…デカいって?」 「規模が。」 キボって。 「ヤクザってよりも暴力団みたいなもの。暴走族のバックについたりしてんの。」 「ぼ、」 やっぱり海に近づく。 今、聞き慣れないような聞きたくないような単語が聞こえた! 「最後まで聞け。」 怯えた視線を送ると海は静かに声を出す。 「白百合の末裔が、あの頭の芯から腐った女。」 海の元彼女。 「…ということは?」