隣の海からは呆れた溜め息。 「じゃあ、ほら。うーちゃんが決めようぜ。」 京が急に、話を振ってくる。 「え…っと。」 「うーちゃんは何食いたい?」 助けを求めるように海の方を見る。 海は静かに呟いた。 「…中華って言っとけ。」 言われた通り、「中華が良い。」と言えば。 「思いっきり海の意見だろ!」 見透かして京が言う。 「煩い。」 「中華決定。」 「車出すかー。」 海始め九条さん、澤田さんの順に話した。 ごめんね京。 私は少しそう思って、心の中で呟いた。