海が二位ということ…。

勿論、私はそんな上の方にはいない。

「まぁ、ダブってるワケだしね。」

睨むのを止めた九条さんは溜め息を吐く。

そういえば…。

「九条さんは、私と同じ年?」

「勿論でしょ。」

「それ程老けて見えるって事だろーに。」

京はクスクスと笑う。

「…呪い人形作って、杭でどっかに打ちつけてやる。」

「怖いから。普通に刺してくれた方が良いし。」

本当に実行しそうな九条さんを京は青ざめた顔で言う。

怖い話が嫌いな京は、そういうのも嫌らしい。

「へぇ。じゃあ刺し…。」

「嘘です。ごめんなさい。都さんは誰よりも若くて可愛くて美人に見えます。」