それから、すぐに寒くなった。 テストも終わって、 「き、京が学年トップ?」 新たな新事実発見。 「んあ?そうだけど。」 暫く、まばたきという行動を忘れてしまった。 「…こんな奴が他より頭が良いって、世の中狂ってる。」 吐き捨てるように九条さんは言う。 こんな奴って…。 思いっきり憎々しげな顔で睨む九条さんの背後に般若が見えた気がした。 …本当に気のせいだと思いたい。 「え?九条さんは、何位なの?」 「三位。」 「…なら。」 私は隣に座り、眠っている海を見た。