“最後の家族旅行”でお昼ご飯を食べた。 「雨水、これお誕生日プレゼント。」 お父さんが私の目の前に置いた小さな箱。 「ありがとう。」 「お母さんからも。」 2つの箱が並んで、その中には違うピアスが入っていた。 「…あの、私。穴開けてないよ?」 「イヤリングになるものなのよ。」 最新式だなぁ…とすこし感動する。 それも長くは続かなかった。 お昼ご飯を食べ終わった後はする事がなくて。 何せ二人は殆ど私としか話さないから、お互いがお互いの世界に存在していないみたいに見えて。 私が辛かった。