水族館の入り口で待ち合わせ。 私はじっとそこで待っていた。 「雨水ちゃん。」 お母さんの優しい声色が聞こえた。 お父さんもその後に続いてくる。 「この水族館、雨水ちゃんが幼い頃来たの。覚えてる?」 「すごく覚えてる。」 鮫(サメ)をじっと見る。 鮫って結構愛嬌のある顔をしてる。 その歯を見せないでプランクトンばかり食べていたなら、きっと沢山の魚と仲良く出来る。 勝手に推測しながら進んだ。 お父さんとお母さんの間には、会話が少ない。