たまり場のお風呂から出てくると、海は手足を放るようにソファーにうつぶせになっていた。 「…寝てる。」 顔を近づけると、片眉をピクリと動かす。 海は敏感だ。 そして、きっと警戒心が強い。 だから起きてる時も寝てる時も警戒を解かないんだと思う。 私でも、反応するのだから。 「…少しだけ悔しい。」 ソファーの近くに座って、呟いた。 「何が。」 「わわっ!起きたの!?」 驚いて目を見開くと、海はフッと笑う。 私の好きな笑顔。 「起きてた。」 パッと起き上がり、首をゴキゴキと鳴らす。