「課題。」 「腹は?」 テーブルに課題を広げ始めた私に、海は言う。 「…空いてた。」 お腹が空いていた事に気付いた。 目を開けた海は、立ち上がり部屋に入っていく。 「玄関行っとけ。」 扉を閉める前に聞こえた。 「うん。」 扉を閉めた後、私は答える。 来て良かった。 お昼ご飯を一人で食べるのは、すごく寂しいから…。