煙草のケースを出して、海は煙草を吸う。 「ずっと家にいた?」 「6時に起きて出て行った。んで、さっき帰って来たらまだお前が寝てた。」 私は窓の外を見た。 夜の暗さが繁華街の光を引き立たせる。 突然、爆音が聞こえる。 「…何?」 目をパチクリさせて、私は海を見た。 舌打ちをした海は窓の外を睨む。 「…最悪だな。週末に来たのが間違いだった…。」 聞き取れたのはその声。 その後、何かをライトアップしたように光が差し込む。 この光、私は知っている。 ……海と初めて会った時のこと。