【イヴの夜に…】
      〜Version,澪〜





お風呂に入った後、廉の待つベッドルームに行った。


「おいで」


「フフッ♪」


廉の腕にすっぽりと収まったあたしは、彼にギュッと抱き付いた。


廉の甘い香りが好き。


ベッドに寝転びながら、今日の事を思い出して笑った。


「嵐と樹里ちゃん、仲良しだったね♪」


「俺達の方が仲イイよ」


「何それ?ヤキモチ?」


対抗心を出す廉に、クスッと笑った。


「別に……。そういえば、澪は今日も飲まなかったな」


「うん……。ダイエット中なの」


あたしはドキッとしたけど、笑顔でそう答えた。


「今のままで充分だって」


そう言った廉が、あたしの唇にキスをした。