気が付くと、日付が変わっていて、終電も無くなっていた。


「げっ……!ヤベッ!!ゆっくりし過ぎたし!」


時計を見た嵐が急に焦り始め、あたしも慌てて時計を見た。


「終電ないじゃんっ!!」


「姉貴、送ってよ!今日飲んでないだろ?」


「別にイイけど……。良かったら、泊まってく?」


「「えっ!?」」


澪さんの言葉に、あたしと嵐は声を揃えて反応した。


「イイんですかっ!?」


「うん!お客様用の部屋があるから、そこ用意するね♪」


「ちょっ……!勝手に決めんなよ!」


必死に止めようとする嵐の言葉なんてお構いなしに、あたしと澪さんは笑顔で盛り上がっていた。