あたし達はその後、少し遅めの昼食を摂った。


「男の子と女の子、どっちがイイですか?」


食後の紅茶を飲んでいる時、ワクワクしながら廉さんと澪さんに尋ねた。


「澪に似た女の子!」
「廉に似た男の子♪」


声を揃えた廉さんと澪さんは、顔を見合わせて笑った。


相変わらず息がピッタリな二人に、あたしと嵐もまた笑顔になる。


「廉に似た男の子がイイよ!」


「俺は澪に似た女の子がイイ!っつーか、男は可愛がれねぇかも……」


「えっ!?」


廉さんの言葉で、澪さんが不安そうに彼を見た。


すると、少しだけバツが悪そうな顔をした廉さんが、苦笑いで口を開いた。


「冗談だよ……」


ヤキモチ……?


そんな事を考えたあたしは、クスッと笑ってしまった。