『先輩今日は調子悪いんですか?』
とふっとした事を聞いてみた。

『えっ・・・?なんで??』
先輩は複雑そうな顔をしたが
またすぐにニコッと微笑んだ。

『・・なんかいつもの先輩より動きが重い感じがして・・・』

『そうかな??』
とニコニコしながら私の頬を撫でてきた。

それを見かけたお兄ちゃんが飛んできた。


「か・え・でぇー!!!!!!」

『わぁ!玲尋!!なっ何すんだ!!!』
お兄ちゃんは高須先輩にプロレス技をかけてきた。

「お前が俺のかわゆい夕向をたぶらかすからだろー!!!」

『たぶらかすって!!てかギブ!ギブ!』
床をダンダンと叩くとお兄ちゃんはすぐに技を解き
私に話しかけてきた。

「お前あんな狼やめときなさい!
お兄ちゃんがちゃんとした人探しますから・・・ね?」

『何言ってるのお兄ちゃん!!!
先輩は狼じゃないもん!!!
お兄ちゃんのバカ!!!!!!』
私は先輩の元にいった。