《追加詩》

ヒラヒラ ヒラヒラ
気紛れなあたしは

ヒラヒラ ヒラヒラ
あなたに羽根を広げてみたり
ヒラヒラ ヒラヒラ
君に留まってみたり
ヒラヒラ ヒラヒラ
人の愛情だけを食べ歩いて

ヒラヒラと人から人へ飛び回る

気紛れなあたしに
気紛れに餌を与えないで
気紛れ故に気紛れな人は好きじゃない

ヒラヒラ ヒラヒラ
気紛れなあたしは
本来の目的さえもあやふやとなって
あたしの意味すら忘れるんだろう

気紛れ過ぎたあたしは
私を見失うんだ

だからそうなる前に
気紛れなあたしを繋ぐ鎖をつけて
少しの気紛れなら許せる長さの鎖で
窮屈過ぎると鎖をちぎっちゃうから

あたしの気紛れを制限してみせてよ?