王子様は金髪ヤンキー!?〜My last lover〜


「別に。つーか、そろそろ真面目にいかねぇと単位やばいから」


俺は亮に軽く手を挙げると、学校のある方向へと歩きだした。


昨日はあんなにいい天気だったのに、今日は雲が広がり今にも雨が降り出しそうで。


それは俺の心の中を映し出しているかのようだ。 


俺は雲行きの怪しい空を睨み付け、足を早めた。