「てか、こんな天気のいい日に学校なんていきたくねぇよな?」 「うん。行きたくないよね」 未来は空を見上げながら、コクリと頷く。 「お前も?」 「うん」 「じゃあ、二人でバックれるか?」 「え?バックれる?どういう……―――ってちょっと!!」 俺は強引に未来の手を掴むと、学校とは逆の方向へ歩きだした。