王子様は金髪ヤンキー!?〜My last lover〜


「遅刻してんじゃねぇよ」


その女が未来であると気付いた俺は足を速めて近付いた。


そして背後から未来の頭をポンッと叩いた。


「痛っ!……誰?!」


頭を押さえながらパッと振り返ると、未来は俺を見て一瞬だけ驚いたような表情を浮かべた。