こんなに人を好きになったことはないし、 人をこんなに愛おしいと思ったこともない。 こんなに大事にしてやりたいと思った奴もいなかった。 「……いたっ……!!」 「大丈夫か?」 「うん……。やっと……一つになれたね?」 ようやく一つになった二人の体。 二人の体温が溶け合うと、未来は嬉しそうに微笑んだ。