「アッ……ンンッ……は……やと……」
未来が慣れてきたところを見計らって、俺は未来の頭を優しく撫でた。
「未来、力抜いて?」
「うん……」
初めてということもあり、未来は目をギュッと瞑り痛みに耐えていた。
唇を噛み締めて痛みに耐えている未来。
ゆっくりと動いて、未来にできるだけ負担を与えないようにする。
だけど、それには限界がある。
「痛かったら無理せずに言えよ?」
「大丈夫だよ……」
そう言ってうっすらと目に涙を浮かべながら微笑む未来が愛おしくて。
俺は力強く抱きしめたら壊れてしまいそうなほど小さい未来の体を優しく抱きしめた。



