――隼人side―― 「そろそろ帰らないと、時間ヤバくね?」 もう23時近いし、未来の両親も心配しているだろう。 「聞いてるか?」 「あのさ……、あたし……」 すると未来は突然モゴモゴと口を動かし、恥ずかしそうに俯いた。