「隼人……大好きだよ?」 普段は照れ臭くて言えない台詞がポロリと口から零れ落ちる。 好きなんだ。 これ以上、好きになれないっていうくらい あたし……隼人が大好きなんだ。 「俺も……好きだ」 その言葉と同時に、唇を奪われた。 唇が触れ合うだけのキス。 でも、一瞬のキスから隼人の愛が感じられて。 アンナちゃんやシュンくんといった障害のなくなったあたし達は、公園の入り口でお互いの気持ちを確認するように強く抱き締め合った。