王子様は金髪ヤンキー!?〜My last lover〜


「俺も二人を引き離そうとしてごめんなさい」


アンナちゃんに続くようにしてシュンくんも頭を下げる。 


「もういいって。顔上げてよ?」


なかなか顔を上げようとしない二人に困り果てて、隼人に目で助けを求める。 


すると、鋭かった目をわずかに緩めて、隼人はこう言った。 


「お前ら、絶対別れるなよ?別れたらまためんどくさい事になりそうだし。ついでに二度と俺達の邪魔はするな」


「当たり前ですよ!絶対別れません」


「シュン……」


アンナちゃんはシュンくんを愛しそうに見つめた。