「シュンくんとアンナちゃん、両想いになれたんだね?」 すると、さっきからずっと黙っていた未来が思わぬ一言を発した。 「……は?」 何で未来が二人のことを知ってるんだ? 俺もさっき初めて知ったばかりなのに……。 「両想いって……シュン本当なの?」 何故か美咲は頬を赤らめて嬉しそうな表情を浮かべる。 なんなんだよ、これ。 ますます意味が分かんなくなったじゃねぇか。 「本当だよ?俺、アンナさんが好き」 「……シュン――!」 白石と美咲は、俺と未来がいるのにも関わらずギュッと抱きしめあった。