……未来、頼むから無事でいてくれ。 もしまた何かあったら…… そう考えると胸が苦しくなる。 俺はまた未来に悲しい思いをさせちまうのか? 俺が未来を信じてやれなかったばかりに…… いや、ダメだ。 絶対に俺が守ってやる。 ……絶対に。 「……未来――!!」 公園の入口に着くと、俺は大声で未来の名前を叫んだ。