時計を見ると、すでに21時を回っていて。 そろそろ仕事に戻らないとヤバい。 俺はすぐさま白石に電話をかけた。 ≪♪~~♪~~♪≫ 呼び出し音は鳴るのに、白石は警戒してるのかなかなか電話に出ない。 「……クソっ、早く出ろ!」 「もしもし?」 5コール目で電話に出た白石。 俺はギュッと拳を握りしめた。