「何でこいつに番号教えたんだよ」 「え……?」 「この前言ったよな?“隼人はあたしを軽率な人間だって思ってるの?”って」 確かに遊園地デートの帰り、隼人と喧嘩になった時に思わずそう口走った。 「やっぱ未来、軽率な事してんじゃん」 「……っ」 隼人のその言葉が、胸に突き刺さる。