王子様は金髪ヤンキー!?〜My last lover〜

「お前、本当に未来の番号知ってんの？」


「知ってますよ？なんなら今から電話かけましょうか？」


そういうとシュンくんは制服のポケットから黒い携帯を取り出した。




……大丈夫。


シュンくんと番号交換した覚えはないんだから。


これで誤解が解ける。


だけど、不安の種は全部は消えていなくて。


もしあたしの携帯が反応してしまったら……


もう言い逃れできない。



「今からかけますね？」


ニコッと笑うと、シュンくんは携帯のボタンを押した。